2025年-2026年度のメッセージ | 相模原ロータリークラブ
相模原ロータリークラブ

2025年-2026年度のメッセージ

2025-2026 RI message(国際ロータリーメッセージ)

2025〜2026メッセージ
フランチェスコ・アレッツォ
2025-26年度国際ロータリー会長
フランチェスコ・アレッツォ
イタリア、ラグーザ・ロータリークラブ所属

フランチェスコ・アレッツォ氏が2025-26年度国際ロータリー会長として選ばれる

RI理事会は、6月8日のマリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴRI会長エレクトの予期せぬ辞任を受け、特別会合を開きました。RI章典と方針に基づき、理事会は、2023年8月に行われた国際ロータリー会長指名委員会によって検討された候補者の中から、新たな会長エレクトとしてフランチェスコ・アレッツォ氏を選出、7月1日付けでRI会長に就任しました。
なお、2月の2025年国際協議会で発表された2025-26年度会長メッセージである「よいことのために手を取りあおう」はそのまま継承されました。このメッセージは、政治、地理、イデオロギーでますます分断されている世界において、結束する力となるようロータリー会員に呼びかけるものです。奉仕プロジェクトを通じ、ロータリーは、さまざまな背景を持つ人びと(人種、宗教、職業を超えて)をつなぎ、地域社会でよいことを行うという共通の使命のために活動します。

会長メッセージ
「よいことのために手を取りあおう」

2025年2月10日(マリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴ氏のスピーチより)

敬愛なるガバナーとロータリーリーダーである皆さま、おはようございます。
昨年はここに、2024-25年度ガバナーにお集まりいただきました。その際、私は国際ロータリーの会長ノミニーとして、会員増強を私たちの組織の最優先事項であり、最も価値ある資産であり、最大の課題であると強調しました。
そして今日、会長エレクトとして皆さんの前に立っている今、ロータリーの未来を確かなものにするには、組織全体で会員増強に力を注ぐことが不可欠であると、これまで以上に確信しています。
ロータリーの最大の財産は、その歴史でも、プロジェクトでも、比類のない世界的広がりでもありません。それは会員です。会員は、地球上で最も有能なボランティアのチームです。私は、アトランタ国際大会で、ポリオ根絶のパートナー団体を代表する人物が、ロータリー会員の並外れた献身を称賛したのを聞いて、このことを学びました。外部団体からそう認められたことで、ロータリーが世界に与えることのできる最大の贈り物は、その会員であるという私の理解が深まりました。
本日は、会員増強と活性化に向けたロードマップについてお話ししたいと思います。このロードマップは、革新、継続性、パートナーシップという、不可欠な三つの柱に基づいています。これらの原則は単なる戦略ではありません。ロータリーを活性化し、新たな声や考え方を取り入れ、世界中の地域社会への奉仕を強化するための行動の呼びかけです。
世界は、劇的なペースで変化しています。テクノロジー、社会の期待、経済状況は常に変化しており、ロータリーもそれに合わせて進化しなければなりません。トマージ・ディ・ランペドゥーサが『山猫』で書いたように、「すべてを同じままに保つには、すべてを変えなければならない」のです。
革新こそが、変化するこの世界に私たちが適応する手段なのです。若い会員を迎え入れるだけでなく、目的やつながりを求める年配の方々にも参加していただく必要があります。
68歳の私は、仲間たちのコミュニティを見つけることがどれほど充実したものであるかを、身をもって知っています。
この18カ月間で地球を6周以上した旅の中で、最も健全な地区には、一貫し、団結したリーダーシップという重要な特徴があることに気づきました。ガバナーが前任者の努力を基盤とし、プログラムや戦略が毎年途切れることなく継続されるようにすることで、地区は発展します。一方、トップにおける不和は、時限爆弾のようなものであり、これが会員数の減少という結果を引き起こすことがよくあります。
この旅から得た感動的な瞬間をいくつかご紹介しましょう。ナイジェリアの第9141地区では、サービスの行き届いていない地域に井戸を建設したり、学校に椅子を寄贈したりすることの素晴らしいインパクトを目の当たりにしました。パキスタンでは、2022年の壊滅的な洪水の被災者が、ただ生き延びるだけの生活からより良い未来へと移行できるよう、ロータリーが支援しているスマートビレッジを訪れました。
インドのムンバイでは、ロータリーの補助金で先天性心臓病の治療を受けている子どもたちに会いました。また、別の地域では、緩和ケア病院の外に、がん検診、歯科治療、眼科検診を支援するロータリー財団のロゴが入った救急車が並んでいるのを目にしました。
インドネシアのランプンで、デニースと私は、700世帯の経済が小規模ながら変化し、米を生産する農家の収入が増えるのを目にする機会に恵まれました。
継続性とは、画一性ではなく、連携です。地区リーダー同士が連携し、自分の“ガバナー年度”を越えてロータリーを思い描けば、長期的な成功の土台が築かれます。ロータリーはすでに、毎年リーダーが交代するという独特な課題に直面しています。これ以上、私たちの努力を分散させて、状況をさらに難しくしてはなりません。むしろ、未来のリーダーがさらに発展させていけるような協力の遺産を築いていきましょう。
ロータリーがポリオ根絶活動で培ってきた歴史は、私たちに貴重な教訓を与えてくれます。単独でも大きな成果を上げることができますが、力を合わせれば、世界を変えることができるのです。ゲイツ財団、WHO、UNICEFといった団体とのパートナーシップは、230億ドルを投じて40年以上取り組んできたポリオ根絶活動において極めて重要な役割を果たしました。ロータリーが単独でこれほどまでに大きな進展を遂げることはできなかったでしょう。
それならば、会員増強にもこの教訓を活かすべきではないでしょうか。ビジネス団体、専門職団体、教育機関などと協力することで、ロータリーは職業や考え方の多様性を取り入れながら、質の高い会員を引き付けることができます。このようなパートナーシップは、「量か質か」という誤った二者択一を排除します。奉仕と参画というロータリーの価値観を共有する職業人に働きかけることで、世界でよいことをするロータリーの力を拡大できます。
最終的には、私たちのすべての成果、プロジェクト、パートナーシップは会員にかかっています。会員増強とは単に数字を増やすことではなく、集合体としての私たちの力をさらに高め、ロータリーの使命を継承していくことです。
まず、誰も永遠には生きられないと認識しなければなりません。クラブの高齢化に対する唯一の策は、絶えず新会員を迎え入れることです。
第二に、会員数が増えれば奉仕の力も広がります。会員が増えるということは、奉仕に参加する人が増え、地域社会にさらに多くのリソースを投入できることを意味します。
第三に、後継者育成計画が重要です。クラブは成長するか、衰退するかのいずれかであり、安定した会員基盤というものはありません。
私たちは、会員の勧誘と維持を、ロータリー会員の世代から世代へと受け継がれる中核的価値観としなければなりません。そうすることで、ロータリーが今後数十年にわたって活気とインパクトを維持できるのです。
ロータリー会員は行動人です。私たちは変化が起こるのを待つのではなく、自ら変化を起こします。
行動人とは、何をするのでしょうか。私たちは、よいことのために手を取りあいます。
これが、2025-26年度の会長メッセージ「よいことのために手を取りあおう」です。
分断されがちな世界において、ロータリーは団結と希望の光となります。私たちのプロジェクトは、人種、ジェンダー、性別、思想、経済的背景の異なる人びとを結びつけ、世界でよいことをするという共通の目的で私たちを一つにします。ロータリーは、より良い人間となり、人びとに奉仕し、末長いインパクトをもたらすよう、私たちを鼓舞します。
本日この会場を後にする際には、地区でロータリーを成長させるための最善の戦略を学ぶことに焦点を当ててください。ロータリーは、この協議会に多大な時間と資金を投じてきましたが、それはスピーチや派手な演出のためではなく、皆さんが効果的にリーダーシップを発揮するための手段を身につけていただくためです。この投資から得られる見返りは、金銭で測られるものではなく、新会員の入会数、革新的なクラブの創設、奉仕を通じて人々の人生に変化をもたらすことによって測られるでしょう。
そして、この使命を遂行するにあたり、ロータリーの最大の喜びの一つ、すなわち、世界中に友人をつくり、楽しむことを忘れないでください。
成長、奉仕、つながりの旅路を共に歩んでいきましょう。よいことのために手を取りあえるロータリーを築き、すべての人にとってより明るい未来を実現させましょう。

フランチェスコ・アレッツォ RI会長 プロフィール

アレッツォ氏(イタリア、ラグーザ・ロータリークラブ所属)は、矯正歯科医として個人の診療所を構えています。イタリア、ヨーロッパ、アメリカの矯正歯科協会のメンバーとして国際的に活動しています。ラグーサ県のNationalAssociationofItalianDentistsの副会長であり、NationalTrustforItalyの創設者であり、同団体で7年間ラグーサ県を代表しました。また、マルタ主権騎士団内の名誉と献身の騎士です。
30年以上のロータリー会員であるアレッツォ氏は、合同戦略計画委員会副委員長、RI理事、ラーニングファシリテーター、地区大会での会長代理を歴任したほか、ロータリー財団のメジャードナーおよびべネファクターでもあります。アナ・マリア・クリシオーネ夫人は、観光業界の起業家で、お二人には二人のお子さんがいます。
 

国際ロータリー 第2780地区

松下 孝
2025-26年度 第2780地区ガバナー
【松下 孝】

地区VISION並びに目標
Have Fun Rotary:ロータリーを楽しもう

フランチェスコ・アレッツォRI会⾧は一貫して「会員増強」を訴えています。今年度は「会員増強」に重点を置き、RI活動計画に基づきクラブの活性化を推進してまいります。
物事は「楽しく」なければ続けることが出来ませんし、ロータリーも例外ではありません。
ロータリーは、親睦だけではなく、出会いや学び、寄付や奉仕活動等様々な「楽しい」を提供します。「Have Fun Rotary:ロータリーを(みんなで一緒に)楽しみましょう」
地区アクションプラン図

数値目標

  • 会員増強 As Many As Possible(AMAP)
    本年度は一人でも多くの方がロータリーに共感し楽しめるようにクラブ会⾧を中心としたクラブ会員の皆様と一体となって活動してまいります。
  • 寄附 世界や地域の支援、青少年育成の貴重な財源となります。
  • R財団年次基金:お一人200$以上
  • ポリオプラス:お一人40$以上
  • 恒久基金:地区で100,000$以上(ベネファクター)(PHS、PPSへの参加推進)
  • 米山奨学会:お一人20,000円以上

松下孝ガバナープロフィール

生年月日 1960年6月6日
所属クラブ 伊勢原ロータリークラブ
職業分類 情報システム
勤務先・役職 株式会社フェローシップコーポレーション・代表取締役社長
ロータリー歴 2000年1月 伊勢原ロータリークラブ入会
2008~2009年度 伊勢原ロータリークラブ幹事
2009~2010年度 地区ロータリー情報委員会・委員
2010~2011年度 地区ロータリー情報委員会・委員
地区クラブ奉仕委員会・委員
2012~2013年度 伊勢原ロータリークラブ会⾧
財団補助金推進委員会・委員
2013~2014年度 地区クラブ奉仕委員会・委員⾧
2014~2015年度 地区クラブ奉仕委員会・委員⾧
2015~2016年度 地区クラブ奉仕委員会・委員⾧
2018~2019年度 第7グループガバナー補佐
オンツー・ハンブルグ国際大会委員会・委員
2021~2022年度 社会奉仕委員会・副委員⾧
2022~2023年度 地区米山奨学委員会・委員
地区研修・協議会実行委員会・委員⾧
2023~2024年度 ガバナーノミニー
地区戦略計画委員会・委員
地区危機管理委員会・委員
姉妹地区委員会・委員
22024~2025年度 ガバナーエレクト
地区戦略計画委員会・委員
地区危機管理委員会・委員
オンツー・カルガリー国際大会委員会・委員⾧
ロータリー表彰 ポール・ハリス・フェロー/マルチプル/ベネファクター/メジャードナー/ポール・ハリス・ソサエティー会員/ポリオプラス・ソサエティ会員/米山功労者
スマホでご覧の際は上の表を横スクロール(スワイプ)でご覧下さい。

2025-2026
RCテーマ

PAGE TOP